幼稚園の身支度コーナーってみんなどうしてるんだろう!?棚やハンガーラックはどんなのを使ってどんな風に収納しているのか気になるところですよね。
普段からモンテッソーリ式収納をしている筆者の幼稚園の身支度コーナーを紹介します。すこしでもご自宅の収納のお役に立てたら幸いです。
\これから画像に出てくる幼稚園グッズたち/

- おうちモンテでモンテッソーリ棚におもちゃを収納している
- 収納はモンテッソーリ式を意識している
- 年少の男の子が1人でも幼稚園の身支度ができるようにと意識して収納コーナーを考え工夫し環境を整える
- 子どもの自立を考えている
\もっとモンテッソーリが知りたいと思ったら/


幼稚園の身支度コーナーとは?

幼稚園準備の段階で制服や体操着、帽子や通園カバン、ハンカチやティッシュ、体操着入れやコップ袋など、とにかくたくさんの幼稚園グッズが増えます。
そうなると、”収納どうしよう?問題”が発生。
毎朝幼稚園に行くための準備にバタバタしないように『幼稚園の身支度コーナー』を設けるのが賢明。でないと効率もわるく物もなくしやすいです。
そして子どもが1人で準備できるようにできるだけわかりやすく1ヵ所にまとめて収納するのが理想……。ということで次のように進めていきました。
幼稚園の身支度コーナーがあるとなぜいいの?
なんでもかんでも親がやってあげると、そのうち子どもはしぜんと「自分の世話は親(自分以外の誰か)がしてくれるもの」と思いそれがその子のなかで定着してしまいます。
また小学生や中学生になって急に親から「自分のことくらい自分でやりなさい!」と言われたらどうでしょう?
小さい頃からこれはこうしようね、こうやるんだよ。と自分でやりながらできないところは親に手伝ってもらいながらと教えてきてもらっていた子なら自然と身についているかもしれませんが、勝手に親がサクサクなんでもしてくれていたのに急に自分のことくらい自分でやりなさいって言われてもやり方すら聞いてない!と戸惑いや反発してしまうかもしれません。
また、夫さんがくつ下ぬぎっぱなし!靴をそろえない!などで苦労されている妻さんもすくなくないと思いますが、それは義母さんが子育て中になんでもかんでもやってきてあげていたという原因もあるかもしれません。
アンケートをとってみました。
幼稚園や保育園の朝の準備は、親がしているか子どもがしているかの二択アンケートです。
139人の方がこたえて下さいました。ありがとうございます。
71.2%の方は親が登園準備をしています。子どもが準備しているご家庭は28.8%と少数派。
共働きやひとり親家庭、介護していたりととにかく多忙という事情などいろいろとあるかと思います。
年少〜年長のお子さんがいらっしゃる方
— ユンタン🚅好きから広げる知育 (@yunmamayuntan) May 22, 2022
毎朝幼稚園保育園に行く準備は
・親がしていますか?
・お子さんがしていますか?(できないところは親が手伝う)#知育ツイオフ#知育ツイオフQA
わが子が大人になってからようやっと「自分のことは自分でやらなきゃいけないのか……」と気付くと本人が苦労しますし、上記のようにその時点でパートナーと暮らしていたらその方にも迷惑をかけてしまうことにもなります。
子どもが将来「自分のことは自分で」があたりまえにできるように自立のお手伝いを今(年少)からすこしずつ進めておくとよいと個人的には思っています。
最初は時間もかかるしうまくいかないしの対応でたいへんですが、「なんでも自分でやりたい時期のお子さん」にとってすこしずつできることが増えていくことは喜びですしすばらしい経験にもなると思います。
幼稚園保育園のうちに自分のことを自分で準備してくれるようになってくると親の方も助かりますし、小学生にあがって勉強が出ていろいろ忙しくなるころ、ほかのこと(たとえば勉強や習い事など)にその分の時間や労力をつかう余裕もうまれるのではないでしょうか。
アンケートの親と答えられた方の中で「子どもに準備してほしいけど環境の整え方がわからない」という理由の方がいらしたらこれから紹介する記事がすこしでもヒントになると幸いです。
また、これを読まれてたしかにそうだなと思われた方、フツーに準備スペース迷走中😂の方にも参考になると幸いです!
ちなみにモンテッソーリ幼稚園に通われている方は家でもモンテッソーリをしていないと意味がない(効果が出にくい)とも言われています。
幼稚園の身支度コーナー 棚の選び方

棚を選ぶのはけっこう重要なポイントです。横幅や奥行き、引き出しにするのかシンプルに棚だけにするのか、高さは子どもでも扱いやすいかなど。
どのくらいの物があって、何にどこを配置するかイメージしたり、理想はこんな感じがいいなぁなど考えていくとまとまっていきます。
ぱっと見で何がどこにあるかがわかりやすく収納することも大切。わが家ではモンテッソーリ教育の収納を参考にしています。

幼稚園の身支度コーナーに選んだ棚

身近でお手頃価格で収納棚といえばニトリかな?とニトリのホームページでそれとなくさがしていたらこれが良さそうというものがあったので実際に店舗に見に行きました。
実際に店舗に行くと、似たような棚があり迷ったのですがわが家が選んだ棚は『簡単組み立てNクリックボックスワイド2段(ライトブラウン)』。
サイズは高さ83.7cm、幅61.6cm、奥行き29.8cm。
こちらに棚板を2枚追加し4段の棚にしました。上の画像のような感じです。
幼稚園の身支度コーナーのハンガーラック

ハンガーラックもニトリで購入しました。下に幼稚園バッグとか荷物が置けると便利かなと思い選んだのは『高さ調節が簡単にできる棚付きハンガーラック(ポッパー シングル ナチュラル)』です。
サイズは高さ113.5cm〜152cm、幅69.3cm、奥行き44.6cm。
ハンガーラックの高さは1番低い状態の113.5cmに設定しており、身長100cmの3歳が1人でハンガーをかけたりできる高さです。
ハンガーラックにかける制服は、毎日洗濯するものではないので玄関隣の部屋に置いています。理想はハンガーラックと収納棚を隣同士において”幼稚園の身支度コーナー”としたかったのですがここは衛生面を優先します。
まだ制服登園ではないので活躍していませんが、いずれ大活躍の予感。

フツーに息子専用のハンガーラックが欲しかったから幼稚園以外の衣類もかけていくと思う。


幼稚園の身支度コーナー わが家はこう


わが家の幼稚園の身支度コーナーはこんな感じです。制服やかばんはイラストに替えています。
4段あるので下から順番に紹介していきますね。
幼稚園の身支度コーナー 1階 バッグ・かばん類
1階(1番下の段)は高さの空間を広めにしてバッグ類をおいています。置くのは3つ。
左から順にスイミングバッグ、整理かばん、登園かばんです。
スイミングバッグ
スイミングバッグの中に必要なものをすべて入れた状態にしているので、スイミングの日にはこのバッグをひょいと持っていくだけでOK。
整理かばん
真ん中は整理かばん。金曜日に上ばきや帽子やスモックをこのかばんに入れて持って帰ってきます。洗って乾いたものから整理かばんに入れておき、月曜に持っていくというスタイルです。
通園かばん
1番右に毎日登園するときに持っていく通園かばんを置いています。
これから紹介していく小物を毎日ここに入れます。
幼稚園の身支度コーナー 2階 体操着
下から2段目である2階は体操着置き場。
左側
ジャージ上下、長袖、半袖など一式を左側に置いています。
右側
右側に”明日着ていく体操着や下着、くつ下”を置いています。朝になってバタつかないようにできるだけ前日までに用意。
今はまだ体操着での登園ですが、制服登園になったら制服の中に着るものを置く予定です。
幼稚園の身支度コーナー 3階 体操着入れ、ナフキン、コップ袋


左側
左側に体操着入れの巾着袋を置いています。
真ん中
真ん中には給食のときに使うナフキン。
洗い替えもあるので数枚をすこしずらし重ねて置く感じにして子どもがどれにするか選びやすいようにしています。
右側
右側にコップ袋を置いています。
コップ袋は2枚あり小さめと大きめのもの。
幼稚園に入園してからコップ袋のほかにもう1枚巾着袋がある方はその中にナフキンとスプーンフォークを入れてくださいという通達がありました。どうやら通園かばんの中から探せず泣いてしまう子がいるとのこと。
ということから小さい方はその名のとおりコップを入れ、もう1枚の大きめの方はスプーンセットとナフキンを入れとなりました(なのでこのあと巾着袋の在庫をちょっと増やした)。
ナフキンは持って行きたい気分のものを自分で選んでもらい、スプーンセットといっしょにスプーンフォーク袋に入れます。準備するのが前夜のときもありますが、当日の朝まではかばんに入れず棚の右側に置いておきます。



通園かばんは毎日洗うわけじゃないからスプーンとかコップみたいに口につけるものは袋に入れているとはいえ、かばんに入れっぱなしにしておきたくない心理がはたらく(^^;)
ナフキンなど数枚あるものは年少1人でも選べられるよう、きっちり重ねず少しずらして置く。
幼稚園の身支度コーナー 4階 ティッシュ、タオル、ハンカチ、マスク


下から4段目である4階には、細々したものを置いています。
1番左
1番左側にはポケットティッシュ。子どもが自分の気分に合わせて選んでいます(同じものを通園かばんに入れっぱないしの日も多々)。
ティッシュペーパーの空箱にはいるだけ入れていますが悩んで時間がかかってしまう場合、置くのは3コくらいにして3つの中から選んでもらうなどの工夫をされるとよさそうです。
左から2番目
ここにはループ付きタオルを置いています。
幼稚園の教室にかけておくハンカチです。毎日取り替えるのでこちらも数枚用意して、その日の気分で好きなタオルを選んでかばんに入れます。
右から2番目
右から2番目は、ズボンのポケットに入れる小さなハンカチです。
これも毎日とり替えるものなので数枚用意し、毎朝好きなものを選んでポッケに入れています。
1番右
1番右側はマスク置き場。トレイに布マスク、奥に不織布マスクの在庫を置いています。
マスク着用が必須の幼稚園で、マスクをしていない場合幼稚園にあるものを購入して付けるルールになっています。通園かばんに数枚予備を持っていく決まりにも。
息子は不織布マスクが苦手なため布マスクを付けて行きますが、マスクをはむはむ噛んではぬらすこともあるためほぼ毎日幼稚園で予備に持っていく不織布マスク姿で帰ってきます(5月に入ると布マスクのまま降園してくることが多くなりました)。
ハンカチやマスクも少しずつずらして置くと3歳の年少1人でも選びやすい。
通園かばんには5枚くらい予備の不織布マスクを入れて、毎日予備の枚数をチェックしては補充するシステム。



不織布マスクを1日で3枚つかうことも^^;
一応予備を5枚入れてるよ
幼稚園の身支度コーナー 屋上 名札、連絡帳、体温計


棚の屋上部分にあたる1番上の上。ここには名札と連絡帳を置いています(連絡帳とバッジは黄緑色に塗りつぶしています)。
左側
スイミングカードとボールペンと体温計をトレイの中に。
スイミングカードはスイミングの日だけ連絡帳にはさめるので使わないときはトレイに入れています。
ボールペンと体温計は連絡帳のすぐとなりに置いていたのですが、位置がズレたり転がったりとなんとなく不安定だったのでいっしょにトレイに入れることにしました。



あるとちがう!便利になった♩
真ん中
真ん中は名札(バッヂ)置き場。
バッヂは毎日洗濯するたびに取り外すので、決まった置き場があるとなくさずに済みます。また、洗うものではないので洗ったキレイなものたちを置く棚には入れずに分ける意味もあって屋上に置いています。
右
連絡帳を置いています。
毎朝毎晩体温を記入することになっているのでペンもいっしょにここに置いておくと便利。
幼稚園の身支度コーナー キッチン編


キッチンの引き出しの一角に水筒、コップ、スプーン、フォーク、スプーンフォークケースの置き場所を決め、まとめて置いています。
画像のように箱を置きスペースを確保しておくと、”ついついほかの食器を置いてしまう”のを防ぐことができます。
ちなみにこのすぐ横の壁にフックを取り付けて水筒ケースをぶら下げています。


さきほどの引き出しのすぐとなりにフックをつけて水筒ケース(カバー)の置き場としています。
幼稚園からの帰りに水筒をキッチンに持ってきたらここでケースを外しケースをフックにかけ、水筒は洗うという流れ。
\壁紙に付けられるフック/
幼稚園の身支度コーナーまとめ こんな工夫も
ティッシュやハンカチやバッヂなど細かいものをトレイごとに収納すると区切られて小さいお子さんもわかりやすいかもしれません。
小物を1つひとつを区切って入れたい場合は、(布マスクをトレイに乗せているような感じで)DAISOなどにある透明のフチの浅いトレイを並べて配置するとよいと思います。
わが家ではもともと4階の布マスク置きにトレイを活用していましたが、あとから屋上にも1つ追加しました。


わが家では引き出しを使わず、”ぱっと見で何がどこにあるか”が一目瞭然な収納を心がけています。トレイもできるだけ透明や半透明や浅いタイプで中に何が入っているかわかるようなものを使用。


幼稚園の身支度コーナー 登園後の棚


子どもが登園したあとの棚はこのような感じになります。
ピンクの囲いをごらんください。右側が空っぽですね。屋上のバッジと連絡帳、3階のナフキンと巾着袋、2階の体操着、1階の通園かばんがない状態です。
”右側に毎日持っていくもの・着ていくものを置く”と決めていると、右側が空っぽだから忘れ物なし!という合図になり可視化できるのです。
この収納方法で3歳の息子も何がどこにあるのかわかっています。
子ども一人で準備ができる環境を整えて、できないところをお手伝いというスタイルにすると自立にもつながりますね。
幼稚園身支度コーナーの収納に悩んでいる方にとってすこしでも参考になるとうれしいです!






















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